開放感のある平屋にするコツ
暮らし
こんにちは、中條です。
本日も平屋に絡んだ内容を書かせていただきます。
前回の投稿で、平屋を選んだことで、開放感がアップしたという内容がありましたが、今回は、開放感のある平屋にする工夫をお伝えいたします。
勾配天井を採用する
『勾配天井』・・・屋根の勾配に合わせて斜めに施工した天井のことを言います。
【メリット】
・天井の高さが高くなる為、通常の天井に比べて、開放感のある仕上がりになります。
・通常の天井は床のように、水平に作られている為、天井裏や屋根裏と呼ばれるデッドスペースが発生しますが、天井裏を作らずに吹き抜けのようにする為、勾配天井を採用すると、そのようなデッドスペースがありません。
【デメリット】
・勾配天井に変更する際は、屋根断熱ではなく、天井断熱に仕様変更する為、金額がアップする可能性があります。
・天井の高さが高くなる為、その分の材料や大工工事の手間が増えたり、壁紙を貼る面積が増えたりする為、費用のアップになります。
吹き抜けを採用する
『吹き抜け』・・・建物の内部で、天井をなくして上下階をひと続きにした空間のことを言います。
(平屋の場合、2階がないので厳密に言うと、吹き抜けではないですが、小屋裏収納などを設けることで、吹き抜けのような感じの家に仕上がります。)
【メリット】
・開放感のある仕上がりになります。
・小屋裏を設けることで、収納量がアップします。
・隠れ部屋のような雰囲気があり、遊び心のある雰囲気の家に仕上がります。
【デメリット】
・通常の天井に比べて、材料や職人さんの手間が増える為、金額がアップします。
・空間が広くなるため、冷暖房効率が落ちてしまったり、臭いが上がったりします。
検討したい内容
・照明器具・・・明るさを確保する為、照明の数や天井が高い方に取付ける照明器具の選定が必要です。
(例)シャンデリアのような大きな照明器具を用意したり、ダウンライトをたくさん設置して、スッキリした印象にしたりすることも出来ます。
・窓の大きさや数・・・窓の数、大きさによって、より開放感のある仕上がりになります。
(例)高窓を設置することで、視線が抜けて、より開放感のある仕上がりになります。また、開放感のある大きな窓を採用することも可能になります。
・特に、吹き抜けを採用する際は、デメリットである、冷暖房効率を改善するために、シーリングファンを採用すること。
まとめ
平屋を建築するにあたり、平屋の良さをより活かす為に、勾配天井を採用したり、吹き抜けを採用したりすることも、ぜひ検討してみてください。
ただし、それらを採用するにあたり、メリットデメリットがあることはもちろんのこと、多くの場合で、追加費用がかかってしまい、予算オーバーなんてこともあると思います。
担当者の方とよく相談していただき、私たちの家には、何が必要なのかをもう一度、よく考えるいい機会かもしれません。