必要な建築坪数って??
暮らし
住む人数に対して必要な家の大きさについて☆
平屋のサイズを検討するにあたって、考える項目は??
先の記事等でもお伝えしている通り、平屋は2階建の住宅に比べて「1階部分の面積」が大きくなります。
同じ24坪の家の場合、2階建の総2階なら「1階が12坪、2階が12坪」でOKですが、平屋の場合は1階しかないので「1階が24坪」になる為ですね。
2階建を建てるよりもサイズに対する要件はシビアになってくる傾向があります。
住宅の大きさを考えるには
①何人で住むか
②部屋割り
③収納箇所と容量
④敷地面積との兼ね合い
⑤LDKや各居室の大きさ
⑥予算
こういった要件が考えられます。
2階建と違い、面積に制限を受けやすいので「あったらいいけど無くても困らないようなスペース」は思い切って削る事も必要になります。
建物そのものの大きさ
これは2階建でも同様なのですが、居住する予定の人数に対して「8坪」程度あれば十分であると言われています。
なので夫婦2人、子1人の3人家庭なら 3×8=24
4人なら 4×8=32
ぴったりである必要はありませんが、概ねこの前後の坪数があれば必要十分といえます。
もちろん、それぞれ好みや予算の兼ね合いがありますので、もう少し大きくしたい、小さくても良い・・・といった調整はあります。
各居室の大きさ
一般的には
LDK → 14~20帖
主寝室 → 6~10帖
子供部屋 → 4.5~6帖
WICまたは納戸 → 2~4帖
このあたりが主要なサイズの選択肢になりますが、
LDKは14帖でダイニングテーブルと2.5~3人がけのソファが置けますが、余白のスペースが少なく窮屈になりやすいです。
ゆとりが出てくるのは16帖~になります。
出来るだけコンパクトにしたいけど、あまり狭すぎても嫌・・・という方向けの3LDKの間取のサイズにおススメの組み合わせは
LDK → 16帖
主寝室 → 7.5帖
子供部屋 → 4.5帖×2
WIC → 2帖
このぐらいでOKかな、、と思います。
収納等はあればあっただけ良い!という考え方もありますが、収納の容量が大きければそれだけモノが増えます。少なければ少ないなりの無駄を省いた生活になっていくので、
必ずしも広い・大きい事が正義!!ではありません。
まとめ
・土地と予算とのバランスを考慮
・建物サイズに迷ったらひとまず 人数×8坪
・間取りは小さ目でも、それに合わせた生活になっていく
今はお子様がいて大きく広い家が必要だと思っても、やがて子供(達)が巣立てば夫婦2人暮らしに戻ります。
50代以降のセカンドハウスや建替では「今までの家は大きすぎた」という声が非常に多いです。
実際に建替や住替えをする費用があればまだいいのですが、「したいけど出来ない」方もたくさんいるのが実情。
家に不満をもったまま住み続けていく事になります。
将来、建替える手間や費用を見越してその必要が極力なくなるような大きさにしておく事も選択肢に入れて良いと思います。